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「テラフォーマー」
「倉庫の街」
「カエルの飛び込み大会」
「百科審議官」
【テラフォーマー】
この日はゲームマーケット2010で発売され、既に話題騒然となっている「テラフォーマー」からスタート。
テーマは宇宙開発で、ワーカープレイスメントを軸とした所謂拡大再生産型のゲームとなっています。
一般的にはこの手のゲームは要素が多く複雑で、長時間プレイになるものが多いのですが、このゲームは非常にシンプルで分かりやすく、且つ短時間でプレイできるようになっています。
では浅いのか、というと然に非ず。
シンプルでゲームが短い分、一手一手の重みが大きく、毎手番大いに悩まされることになります。
今回は推奨セットの「最初のプレイ」を、最初のプレイらしく選択。
まずはやはりワーカーの性能と数だ、ということで科学力を上げるところからスタート。
序盤はやや我慢し、中盤から一気に攻勢をかける戦略です。
しかし、このゲームは僅か6ラウンドしかありません。
あまりに開発にのめり込んでいると、肝心の得点を得る機会を失ってしまい、終わってみれば低迷・・・ということになってしまいます。
そのため、開発を進めながらも、効率よく得点できるチャンスを逃さないようにしなければなりません。
この辺りのバランスの取り方等は相当苦労があったのではないかと思わされます。
この点にはこれ君もひいろさんもすぐに気付いたようで、的確に得点を得るポイントを抑えてきます。
そのため早い手番を確保することが重要ですが、そのためには戦争にパワーを裂く必要があり、ままなりません。
いやあ、実に悩ましい悩ましい。
3人とも地盤が固まってくると、完全に得点狙いの動きになってきます。
「ロード・オブ・ウォー」による戦争重視、「鉱脈」による単発大量得点、「移民船」による幅広い得点・・・とそのやり口も様々です。
序盤で動きのなかった「四次元人」が、ゲームの進行と共に活発に動くようになっていったのも印象的でした。
最終的には緑化レベルを抑えてその分得点行動にパワーを回した私が38対36対35と僅差で1位。
終盤は一手の差で順位が入れ替わる大接戦でした。
前評判どおり、非常に良くできたゲームでした。
これほど悩ましく、そして考え甲斐のあるゲームが1時間程度で遊べてしまうのは凄いと思います。
ゲーム開始時に場に出てくるカードは22枚中僅か8枚で、そのヴァリエーションは事実上無限となっており、その点でもリプレイ性の高いゲームと言えるでしょう。
【倉庫の街】
続いてはこれまた最近評価の高い「倉庫の街」。
1900年のハンブルグを舞台としたリソース管理タイプのゲームです。
ラウンド毎、契約・積荷等のカードが場に並べられ、プレイヤーはそれらの購入意志をコマの配置によって示していきます。
購入権は早い者勝ちのため、早くコマを置いたほうが有利なのですが、秀逸なのがカードの値付けのシステムで、コマが置かれれば置かれるほど価格が上昇するようになっています。
つまり、最初にコマを置けば購入権は確実に得られますが、いざ購入する段になったらコマが多く置かれていてお金が足らなくなり、泣く泣く購入権を辞退する・・・ということが頻繁に起きます。
このため、どのタイミングでどのカードにコマを配置するか、またどうやったら他プレイヤーの購入を絞れるか、ずっと頭を悩ませることになります。
お金の管理が非常に厳しくなっているのもこのゲームの特徴です。
ラウンド毎の収入は基本僅かに2金、それ以外のお金を手に入れる手段もかなり限られています。
そのため、カード購入金額はいつも一杯一杯で、前述のシステムにより1つコマを乗せられるだけで物凄く苦しくなってしまいます。
余裕を持った行動を取りたいところですが、それを狙い過ぎると結果的に手に入るカードが少なくなってしまい、最終的にはそれが差になってしまいます。
また、山札の中に「火災」というカードが仕込まれていますが、火災発生時に「消防士」というカードを用意していないとペナルティを受けることになります。
「消防士」は火災時以外は役に立ちませんが、逆に十分に用意しておけば火災時に得点を得られるため、これを狙っていくのもまた戦略の一つです。
今回は初プレイだったため、オーソドックスに契約と積荷を重視した動きになりました。
ところが、途中いいタイミングで私のお金が絞られてしまい、已む無く消防士重視の戦略に切り替えることになります。
中途での戦略変更だったため、これは厳しいかなあ・・・と思いきや、非常に良いタイミングで火災が発生してくれたため、消防士で結構な得点を稼ぐことができました。
結局、私の達成した契約は3人の中で一番少なかったのですが、これまた僅差で1位となることができました。
システムは極めてシンプルで、「コマの配置」→「カード購入」→「カード効果解決」を繰り返すだけです。
プレイ時間も短めですが、脳が溶けるんじゃないかというほど悩まされるゲームになっています。
注意が必要なところは、全カードの内容をしっかり確認してからゲームに入らないと値付けがし辛い、という点でしょうか。
これはオススメのゲームです。
【カエルの飛び込み大会】
ガチガチなゲームが続いたので、ここで頭を休ませるべく久々に「カエルの飛び込み大会をプレイ」。
ボードにボールを投げ込んでいくアクションゲームですが、机でワンバウンドさせなければならないためなかなか思い通りにボールが飛びません。
また、ボードのマス目もいい感じにボールを弾き飛ばしてくれるので、意外な展開が続出してなかなか盛り上がるゲームです。
何より、ルール説明が不要に近いほど簡単なのが嬉しいところですw
今回のプレイでは悲しいくらいに狙いが外れ続け、いいところなく惨敗。
でもこのゲームは本当に過程が楽しいですね。
またやりたいです。
【百科審議官】
この日の締めは折角3人なので「百科審議官」をプレイしました。
単語のカテゴリー分けをゲームにしてしまった、という異色のワードゲームです。
紐と付箋を用いたコンポーネントも独特で、プレイ風景はなかなか面白いです。
各プレイヤーが秘密のお題を選び、最初に1つヒントを用意してゲームスタート。
手番プレイヤーは紐で示された領域を1箇所選択し、全員がそこに該当すると思われる単語を付箋に書いて公開します。
見事正しい単語を選択すれば得点に、そうでなければ正しい領域にヒントとして付箋を残します。
これを繰り返し、終了条件を最初に満たしたプレイヤーが勝利します。
今回は各自例題の中からお題をチョイスしてプレイしました。
ひいろさんのお題は比較的簡単だったため、早い段階でみんな特定できたようでしたが、これ君のお題が全く分かりません。
その本人も自分の領域に関わる単語を考えるのに苦労していたようですが、私のほうが先に持ちこたえられなくなり、これ君の勝利となりました。
そのこれ君のお題は・・・「後ろに”ん”を付けても別の単語になる」。
なるほど! これはしてやられました。
コツが掴めるまではなかなか難しいですが、慣れてくるとどんどん楽しくなってくるゲームです。
3人専用のためやや出番が少ないところですが、機会を見つけてまた遊んでみたいと思います。
